本公演の民話は全て、畠山弘氏により収集・出版された「庄内の民話」に収録されています。1960~70年代にかけ、これらの民話が散逸、失われていくことを危惧した氏によって編まれた民話集の数々、は怪奇譚からユーモラスなものまでバラエティーに富んだ内容となっています。
今回の上演にあたり訪ねた庄内地方、そこでの公演や出会った人々、気候、食、風土、流れる空気そのものを体感した事が、民話一つ一つに流れるこのエリア特有の情緒やリズムを役柄に落とし込む作業を後押ししてくれました。
東京公演では、英語・日本語(いわゆる標準語)に加え、原作で使われている庄内弁もお聞き頂きます。